自分の好きな日本酒と本格焼酎、児島ジーンズも売ってる変な酒屋です

酒屋として価格以外のサービスってなんだろうって考えてみました

 
この記事を書いている人 - WRITER -
佐藤 浩一
1972年 福島県双葉郡浪江町生まれ 元々は父親が酒ディスカウントとしてやっていたお店を専門店に方向転換し、福島県いわき市平で自分の好きな日本酒と本格焼酎を販売する酒屋『酒のしのぶや』三代目店主です。酒屋ですが正規販売店として児島ジーンズも販売しています。小学校6年生から続けて柔道は参段。最近はソニーα6000で写真を撮るのが好きです。

 

 

価格以外のサービスが見つからなかった

酒屋として価格破壊から戦線離脱して早15年くらい経っただろうと思うんですけど、それまでは価格で差をつけなきゃお客様に来ていただけないという呪縛にかかっていまして、他店との1円の勝負の世界で懸命に戦って疲れ果て商売自体が嫌になり、でも返済するために仕事をしなければならないという『仕事をする目的=借金返済』とやる気も気力も湧かない理由の元で、問屋さんやメーカーさんに嫌われても1円でも安く仕入れられるようにと、今思うと本当にダメダメな商売のやり方だったと反省するばかりで、そもそも僕は何が楽しくて仕事をしていたんだろうか思い出すこともできないです。

 

そんな中でも

1円でも他店より安ければお客様は買いに来ていただけるんです。

そりゃ同じものを買うなら安いほうがいいっていう流れだったし、ウチもそういうスタイルでやってたのでそういうお客様が多かったです。

そんな中でも来ていただける『お客様には丁寧に』という親父の教えがあったので、ビールケースとかお酒のまとめ買いのお客様とかは車まで運んで積み降ろしを当たり前のようにしていたんです。

そしたら安売り合戦から徐々にフェードアウトし始めた頃にも、年配のお客様は他店よりも高いのにウチにビールを買いに来ていただけてたんです。

売ってる方が言うのもなんなんですけど【なんでウチの方が高いのに来てくださるんだろう】って思っちゃったんですよ。

だってウチよりも安い酒屋さんが数店あったんですよ?

何度もなんども来てくださってなんか申し訳ないなぁって思ってたら、その年配のお客様から言われたんです。

お宅は車に積んでくれるから来るんだよ〜

他は安くても車に自分で積まなきゃいけないし、こんな年寄りは自分でなんて積めないからね〜

安いからってだけで買いに行けるお客様ばかりじゃないんだって教えてもらいました。

僕が当たり前と思っていた【車に積む】という行為は価格以外のサービスとしてお客様に捉えていただいてたんだって。

そしたら価格だけで勝負しなくてもいいんじゃないかって。

全然気付きませんでした。

だってそれが普通で当たり前のことだと思ってたから。

 

ちゃんとアナウンスする

これって酒屋さんにとっては当たり前のことなんだと思うんですけど、それをアナウンスしなくちゃお客様には伝わらないから大型店舗とかになるとお客様が自分でカートで運んだり、運んで欲しいけど運んでって言えないお客様もいると思うんで、お店側からすると勿体無いと思うんですよね。

お客様に買っていただいたものを車に積んだり運んだりするのって、お客様に対してお金のかからないサービスだし、むしろ価格以外のサービスだと思うんですよ。

ウチの年配のお客様はそれからも徐々に価格が上がってもウチで買い続けてくださいました。

小さな努力ですけど大きな結果としてかえってきました。

今は業態も違うしビールも売ってないですけど、なんか知り合いの酒屋さんと話していて昔のことを思い出したので書いてみました。

 

 

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佐藤 浩一
1972年 福島県双葉郡浪江町生まれ 元々は父親が酒ディスカウントとしてやっていたお店を専門店に方向転換し、福島県いわき市平で自分の好きな日本酒と本格焼酎を販売する酒屋『酒のしのぶや』三代目店主です。酒屋ですが正規販売店として児島ジーンズも販売しています。小学校6年生から続けて柔道は参段。最近はソニーα6000で写真を撮るのが好きです。

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