自分で飲んで美味いと思った日本酒と本格焼酎、そして愛用してる児島ジーンズも売ってる変な酒屋です

お酒ってそんなに知識武装しないと楽しめないんですかね?

 
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佐藤 浩一
1972年 福島県双葉郡浪江町生まれ 元々は父親が酒ディスカウントとしてやっていたお店を専門店に方向転換し、福島県いわき市平で自分の好きな日本酒と本格焼酎を販売する酒屋『酒のしのぶや』三代目店主です。酒屋ですが正規販売店として児島ジーンズも販売しています。小学校6年生から続けて柔道は参段。最近はソニーα6000で写真を撮るのが好きです。

お酒ってそんなに知識武装しないと楽しめないんですかね?

ちょっと題名が乱暴すぎましたね…。

あくまでも今回は日本酒に関してなんですけど、お酒に関しての情報はネットで検索すれば出てくるし、詳しい人は酒屋の僕よりも詳しい人はいっぱいいます。

お酒の知識があるのがダメってことではないんですけど、もっと単純に飲んで楽しんだ方がいいんじゃないかって思うんですよね。

生意気ながらこんなツイートをしたら思った以上に反応が大きくてビックリしました。

お酒の楽しみ方は人それぞれで豊富な知識からお酒を色々楽しむ人もいれば、単純にお酒を飲むことが好きな人や仲間とワイワイ飲むのが好きな人もいます。

そこには正解も不正解もないです。

だってお酒は嗜好品だから正直あってもなくても良い物じゃないですか。

まぁ酒屋の僕が言っちゃダメなんでしょうけどね(笑)

だからお酒を飲む人が楽しけりゃ良いんですよ。

でも、知識ばかりを気にしちゃうと疲れちゃうんじゃないかと思うんですよね。

単純に美味いお酒を飲んで美味いと思えればいいんじゃないかって思うんです、僕はね。

 

専門用語も多すぎるのもどうなのか

日本酒だと精米歩合・造り・お米の種類・日本酒度・酸度・生酒・生詰・生貯・生酛・山廃・爽酒(淡麗でスッキリタイプ)・薫酒(フルーティーな香りが特徴)・醇酒(米の旨味やコクが特徴)etc…。

まぁ難しい専門用語も多いしその言葉の違いすら分かりづらい部分も多いなって酒屋の僕ですら思います。

先日もお客様から『日本酒度+2〜5くらいのお酒ある?』って聞かれたんですけど、僕はそんな時に必ず『日本酒度ってある程度の目安であって、実際に感じる甘口辛口とは違うと僕は思います。例えば日本酒度+3のお酒でも飲み手が甘口だって感じたら甘口のお酒なんですよ。』とお話しさせていただきます。

だって人の味覚は十人十色で同じお酒を飲んでも10人いれば10人の感じ方があるし、同じお酒を飲んでもその日の体調によって味わいの感じ方が違うし、飲むお酒の温度でも味わいって変わってくるし、開栓してから味わいは変化していくので同じ味わいに感じない場合も多いんですよ。

だから飲み手が感じる味わいが正解なんだと僕は思います。

もちろんウチで扱っているお酒は僕が飲んで美味いと思ったお酒だけなんで、そこに関しては僕の個人的な感じ方ではありますけど自信を持ってオススメしています。

 

知識はなくても良いんじゃないかな

その知識を覚えないとお酒って楽しめないんですかね?

もっと気軽にお酒って楽しめないんですかね?

僕はお酒って肩肘張らずに単純に楽しめるのが一番美味いんじゃないかなって思うんですよね。

いや我々売り手はもちろん勉強して知識がないとダメだと思いますよ。

でも酒屋より詳しい人は本当にいっぱいいます。

ぶっちゃけ知識なんかなくても楽しく飲めて美味けりゃそれだけで幸せなんじゃないかなぁ

ちょっと乱暴な言い方にはなっちゃってますけど、これはあくまでも僕の個人的な意見ではありますが、最終的にはそんなもんなんじゃないかなぁ。

だってビールにしてみても上面発酵じゃなきゃとか下面発酵じゃなきゃって考えながら飲んでますか?

レモンサワーじゃなきゃとかレモンハイじゃなきゃって考えて飲んでますか?

そんなこと考えなくても気の合う仲間と気兼ねなく楽しく飲むだけでお酒って2倍にも3倍にも美味くなるんじゃないですかね。

何度も言いますが知識があることが悪いってことじゃないですからね。

 

情報による先入観が怖いと思います

僕が一番怖いのは【情報による先入観】なんじゃないかなって思います。

今はないですけど昔は本格焼酎ブームの時に本格焼酎の特集雑誌を持ってきて

『ここに載ってる焼酎ある?』

ってお客様に言われたことがあってウチにはそんな有名銘柄はなかったので

『すみませんが雑誌に掲載されているような有名銘柄はありません。けど、こんな芋焼酎って知ってます?雑誌には載らないけど隠れた銘酒でメチャクチャ美味いんですよ。ただ知名度がないだけで美味い焼酎はいっぱいあるんで、騙されたと思って一度飲んでみてもらえませんか?』

とお話ししたら次にご来店された時には雑誌を持ってなくて

『こないだオススメしてもらったの美味かったよ!今日のオススメは何?』

と言われた時には本当に嬉しかったですね。

そのお客様は

『雑誌に載ってるから美味いと思ってたけど雑誌に載っていないお酒でも美味いのあるんだね』

とも仰ってました。

あと僕はお店で飲み会をやる時にラベルを隠してやることがあります。

これも先入観を持たずにお酒を楽しんで欲しいからという意味を込めてやる場合もあるんです。

そうする事で今までは自分には合わないな思ってたお酒でも先入観がないためか美味いと感じる事もあるし、今までは辛口だと思ってたお酒が甘く感じたりする事もあるんですよ。

なので家に何本かストックしてある方は是非一度ラベルを隠して飲み比べしてみてください。

 

我々の責任でもある

あくまでも個人的な意見ですけどそうなってしまったのは我々酒業界の責任でもあるんじゃないかなと僕は思います。

僕は酒屋なのでお酒のことを勉強するのは当たり前のことです。

でもそれはお酒のことを知らなきゃ売れないし、お客様に聞かれた時に答えられないといけないからです。

売り場に店主がいてお客様に聞かれた時にオススメできればいいですけど、売り場に誰もいないお店でただスペックだけPOPで表示してもお客様には味わいは伝わりません。

やっぱり自分で飲んだ感想をお伝えした方がお客様にはイメージしてもらいやすいし、こんなのを飲んでみたいんだけどと聞かれた時もオススメできるんじゃないかと思うんです。

売り手がお酒の知識を勉強するのは当たり前のことです。

ですがわかりにくい表示だったりわかりにくい専門用語が多すぎるのも事実です。

そんなに難しくしないでほしいんだけどって僕ですら思いますもん。

もっと単純に気軽に楽しめるお酒であってほしいですね。

お酒を飲む事で楽しめるとかお酒を飲む事で幸せになるとか、もっと気軽に手軽にお酒を楽しめるようにって思います。

これ以上難しくなっちゃうと飲み手が離れて行っちゃうんじゃないかと僕は思うので、僕は売り手としてもっと気軽に手軽に日本酒を楽しんでもらえるように、お客様に説明していければいいなと思います!

 

 

No.934

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佐藤 浩一
1972年 福島県双葉郡浪江町生まれ 元々は父親が酒ディスカウントとしてやっていたお店を専門店に方向転換し、福島県いわき市平で自分の好きな日本酒と本格焼酎を販売する酒屋『酒のしのぶや』三代目店主です。酒屋ですが正規販売店として児島ジーンズも販売しています。小学校6年生から続けて柔道は参段。最近はソニーα6000で写真を撮るのが好きです。

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